文献探しはI-Scover とともに (第2回)

I-Scover なにしていますか?

暇ですか? 検索してもらっていいですか?(4/4)


五味 弘 = OKI (沖電気工業) エバンジェリスト | 2017年8月23日


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エピローグ「I-Scoverで私を見つけてもらうのは間違っているだろうか」

最後にもうひとつ、I-Scoverに関して君に重要なことを伝えておきたいと思う。検索とはギブ&テークである。わかるだろうか。もらうばかりでは駄目ということだ。検索するばかりではいけないということだ。君は他人から検索されるべきである。つまり自分の文献をI-Scover で検索してもらうことが等価交換として必要である。このためにはI-Scoverで検索されやすいように、色々と手を尽くす必要がある。I-Scoverの検索のくせをつかみ、実装を予想して、検索の裏を掻く。これが研究者としての矜持である。自分の文献が多く検索され、読まれれば、自慢の種にもなる。金にもなる。

ついでに書けば、自分の論文(他人から見ればクソ面白くもない君の論文)を最後まで読んでもらうにはどうすればいいのか。もし君がこれをここまで読んでいたのであれば、自明であろう。この記事のように書けばいい。・・・というのは半分冗談であるが、半分は本気である。

研究も他のものも、兎に角、模倣から始める。君が検索して最後まで読んだ文献の模倣をすることから始める。タイトルの付け方、概要の書き方、本文の導入部から完結までのストーリー性、これらのすべてが参考になる。このためにも多くの文献検索をして、多くの文献を読んでほしい。これが君とI-Scoverの幸福に繋がる。I-Scover が幸福になれば、それを使う君はまた幸福になれる。

--- とある研究室での会話(1) -----------------------------------------------
アイ子: I-Scoverに対するSEOをやれってことなの?スパム語を埋め込むみたいな?
すかば: 何を言っているのかしら。見つけてもらえない論文は存在しないも同然よ。
アイ子: 見つけてもらわなくても業績にはなるし、批判もされないし、万々歳じゃないの?
すかば: 批判上等よ!喧嘩は江戸の華よ!無視と無関心が一番つらいわ。
アイ子: いつから江戸っ子になったの?それに何があったの?聞いてあげるわよ。
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第1回「I-Scover は語りたい −文献探しに出会いを求めるのは間違っているだろうか」
第3回「ゼロから始める気ままなI-Scover 生活」
文献探しはI-Scover とともに


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