ビールの今昔物語
Beer Stories
カラフルパッケージ、その歴史と役割
今は昔(1980年代以前)、ビール缶や瓶のデザインは「渋い」ものばかりであった。
そのときに、サントリーのビア・ヌ−ボ−1991はカラフルな缶デザインでジュースのデザイン
ぽくってビールの感じではなく、衝撃的だった。
1999年の コラボレーション型生産の WiLL (参照 WiLL スムースビア)の統一デザインもやはりビールのデザインとしては斬新。
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バドワイザー(日本)小史
今は昔(1990年ぐらいまで)、バドワイザーはサントリーが輸入していた(参照
バドワイザ−(135cc))。
それから、キリンとブッシュ・アンハイザー社が共同で日本で生産するように
なった。(バドワイザージャパン)
1999年に、日本だけのビール「バドワイザ ファインモルト」を出した。
1999年にキリンがバドワイザーの製造権を取得して、キリンで生産するようになった。
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ロックビールはいずこに
今は昔(1980年代後半)、東京でロックビールを飲んだ。名前の通り、ロックで飲むビール
であった。アルコール度は8%あり、ロックが似合っていた。ウィスキー感覚のビールであった。
北海道限定であると聞いていたが、いつのまにかなくなってしまっていた。
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アイスビール興亡記
今は昔(1994年)、アイスビールがキリンから発売された。最初は氷結しているビールかと
思ったが、発酵と貯蔵段階で氷温で行うビールのことであった。低温発酵を進歩(?)させたも
の。例によって、各社から同様のビールが発売された。
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吟醸ビールの涙
今は昔(1991年)、ビア吟醸、吟造りなど複数の会社から日本酒の用語である「吟」を使った
名前のビールが発売された。参照:ビア吟生
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ドライビールは永遠に
今は昔(たぶん1980年代後半)、アサヒがスーパードライを発売し、爆発的なヒットとなった。
発売当時は製造が人気に追いつかず、なかなか手に入らない代物であった。
例によって、各社がドライビールを発売した。今(1999年)残っているのは元祖のアサヒと
バドワイザーぐらい。→ オリオンドライも残っている・・・
1999年6月にサントリーが HOP'S マグナムドライを発売する。第2次ドライ(辛口・生)戦争?
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ハーフ&ハーフの葛藤
今は昔(1980年代後半)、黒とピルスナーを半分づつ入れたハーフ&ハーフがあった。
また、最近もはやっている。適当な間隔で、歴史は繰り返す・・・
参照:サントリー
ハーフ&ハーフ生
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今は昔(1999年)、ビールの新製品ラッシュが毎年のようにやってくる。そして、
試飲缶(参照:ビアウォーター
(試飲缶) ブームとなっている。店頭で直接飲ませることが多かったのが、車での買い物もあり、試飲缶を渡すようになってきている。試飲缶の容量は少ない。100ml〜250ml。
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スーパープレミアムから富士山へ(名称のリニューアル)
今は昔(1990年代初め)、アサヒのスーパープレミアムは、チェコ産のホップ、朝霧高原の水を
使っていることを売りにしていた。時は流れて、富士山の水を強調するために 1998年にパッケ
ージに富士山の文字を入れた(スーパープレミアム(富士山))。そして、1999年に名称を富士山にした。
名称の変更は、他にファ−ストレディからファーストレディ シルキーがある。
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原産地の変更
今は昔(1994年ごろ)、ダイエーが輸入していたバーゲンブローは「ベルギー」であった。
しかし、発泡酒の低価格ビールを 1999年に出したとき(参照:バーゲンブロー)は原産地は「韓国」になっていた。
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地ビール盛衰記
今は昔(1995年ごろ)、ビールの最低生産量が緩和され、各地に地ビールメーカが出没した。
1999年12月でその数は 259社を数える。先頭を走った越後麦酒、ホッピービバレッジ、
その中で栄華を極めている銀河高原麦酒。そして、逆についに尼子麦酒が倒産(99/12/1)。
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2000年ビール狂騒曲
今は昔(1999年秋から冬ごろ)、2000年を記念したビールがぞろぞろと出た。既存のもの
(アサヒスーパードライ、バーゲンブロー他)や新規のもの(サントリー、銀河高原、サッポロ)まで
色々と出てきた。1999年の麦を使ったものがあったが、2000年ビールと2000年との関係は謎のまま。
2000年暮れはやはり21世紀ビールが出てくるのでしょう・・・たぶん
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オールモルト戦記
今は昔(2000年初冬)、各社がオールモルトビールを出した。アサヒは1月にスーパーモルト、サッポロは2月にグランドビア、キリンは3月に素材厳選。迎え撃つサントリーは大御所のその名もモルツ、仕込み水を天然水に。
各社のものはオールモルトだが、すっきり系に。本格派系のモルツとの攻防は如何に。
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高級ビール?
今は昔(2000年初夏)、今までのビールに対抗して、高級ビールと銘打って売り出しをした。
どこが高級なのかというと、原材料はオールモルト(ふむふむ)、小麦使用(これはスタイルの違いのような・・・)、水は天然水(ここがおざなりになってきたのが悲しい)、ビール酵母入り(うんうん)、フルーティな香り(これもスタイルの違いによるような・・・)なのである。
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生ビール物語
今は昔(1980年)、生ビールはビアガーデンで飲むものだった。生ビールというだけで価値があった。
しかし、今は生がデフォルトのようになってきている。
キリンのラガーも生になった。サッポロの赤星も一般売りでは見なくなってしまった。
「生ビール」というちょっと贅沢な響きがなくなっていくようで少し寂しい・・・
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ショットボトル登場
今は昔(2000年夏)、ショットボトルなる 450ml オールアルミ缶のボトルが登場。
地ビールや海外ビールで既に存在していたが、国内大手が「リサイクル」のために登場。
栓ができるので「途中」でも可能なのが嬉しい。
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発泡酒はビールの夢を見るか?
今は昔(1995年)、サントリーが国内初の発泡酒 HOP'S
を世に出して以来、発泡酒が主流になりつつある。
ドライで孤高の座を保っていたアサヒも発泡酒 本生を2001年に出し、国内4大メーカが出揃った。
ビールのことを高濃度麦芽入り発泡酒と呼ばれる日も近い・・・
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ビアサーバ as No.1
今は昔(2000年〜2001年)、ビアサーバが流行っている。家庭でビアガーデンの雰囲気を出すお手軽な方法である。しかしこれは家庭内流しソーメンセットの趣にも似ている感があるが・・・「泡」が評価されていることも流行っている理由の一つであろう。しかして、その実際は雰囲気であろう。
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ビアガーデンの歩き方
今は昔(1979年)、ビアガーデンでアルバイトしていたときにその歩き方を知った。まず、右足を前に出すときに左足は後ろにするのに加え、
つまみは「枝豆」のみ。ビールは中ジョッキ。中ジョッキの泡の出し方でビアガーデンを評価しよう。泡だらけにしてしまって、一発で決まらなかったことが多かった・・・
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ノンアルコールビールはノンアルコール?
今は昔(2003年)、ノンアルコールビールが流行っている。一説には飲酒運転が30万円の罰金であるからというような。しかし、ノンアルコールビールはノンアルコールではなく、1%未満のアルコールが入っているアルコールビールである。もちろん、「飲酒運転」になって、1杯30万円の高価格になる。
(追記)2003年5月のニュースでは、「ビールテイスト飲料」になるようである。ビールはビールテイスト飲料
なのか?
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発泡酒 Zei! Zei! Zei!
今は昔(2003年)、たうたう、10円! 程度の Zei ?
が増えるやう。次はノンアルコールビールの番でせうか。
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ドライ戦争の終結
今は昔(2003年)、終にドライ戦争が終結した。サントリーの「HOP'S
マグナムドライ」は「Super <マグナムドライ>」に。
サッポロのファインラガーはいずこに。
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コンビニ限定発売
今は昔(2003年)、コンビニ限定で発売されるビールが出てきた。純生
竹炭濾過やハニーブラウンである。デパート限定、スーパー限定まで出てくるか。果ては酒屋さん限定まで出てくるか。
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ビールテイスト飲料の意義とその役割
今は昔(2003年)、ビールテイスト飲料(参照:ファインブリュー)が流行っている。昔の通り名を「ノンアルコールビール」と言う。酔っ払い運転の防止に加え、低カロリーでかつ、ビールと同様な効果がある「健康飲料」として、飲まれているらしい。赤ワインもそうであるが、健康飲料そのものになってしまっては堕落である。言い訳にするのはもちろん重要であるが・・・
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